あ 〜 お
■ あ
【アイザーウェイ】
アイザーウェイとは、「ビッド」(売値)と「オファー(アスク)」(買値)を同じ値段あるいは同じレートで提示することを表しています。また、ビッド・レートとオファー・レートが同じレベルにある状態を指す場合を表します。「チョイス」と言う場合もあります。
【相対取引】
株式市場では特定の場所での取引あるいは特定の機関を介入させた取引というケースがしばしば見られますが、外国為替市場の場合は少々形態が異なります。
相対取引とはつまり、取引所を介さずに行われる取引法を指しており、金融機関など取引の当事者同士が直接的に交渉し、値段や数量、決済方法その他諸々の取引条件を決定することを指します。売り手と買い手が一対一(相対)で交渉するため、相対取引と呼ばれています。
【アイディーオー】
一つの指値や逆指値で新規の建て玉を指定し、注文が成立した場合に保有した建て玉を一つ指値あるいは逆指値で仕切注文を出す方式です。
【アイピーオー】
東京証券取引所やヘラクレス、マザーズなどの株式市場に初めて株式を公開することです。
【アウトライト】
アウトライトとは、売り、または買いいずれか片方単体で直物為替や先物為替の売買を行うことをいいます。当日物(バリュートゥデイ)や翌日物(バリュートゥモロー)、翌々日物(スポット)などの総称、価格の変動により利益を得る取引方法を表す言葉として用いられます。
【上がる・下がる】
通常は円を基本として「円が上がる」ということを指します。つまり、円高とドルの下落を指すものですが、為替市場においてはドル高という意味で使われることが多く、為替ディーラーの間では後者の方が一般的です。
【悪材料】
為替相場の変動原因や変動要因となるデータや出来事のうち、相場が下がる要因となるもののことです。逆に相場が上がる要因となるものは好材料といいます。各国の経済指標や金利、株価、紛争、要人の発言、国際紛争、自然災害など様々なものが材料となりますが、好材料になるか悪材料になるかは相場環境にもよります。悪材料の原因としては他に信用取引の膨張や外国人投資家の大量売り越しなども挙げられます。売り材料とも呼ばれます。
【アクティブ戦略】
日本の代表的なインデックスである日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などでの市場平均以上の成果を上げることを狙った戦略のことです。
【アゲインスト】
保有しているポジションが、市場レート(マーケット・レート)の評価で損失になっている状態を表します。逆に利益になっている状態を「フェイバー」と言います。つまり、含み損の場合を「アゲインスト」、「評価益」の場合を「フェイバー」と言います。
【アジア中銀】
インドネシア中銀、シンガポール通貨庁、バンクオブチャイナ、バンク・ネガラ・マレーシアなど、アジアにおける中央銀行の総称です。
【アジア通貨危機】
1997年の、タイバーツの切り下げによる通過危機です。経済とともに政治や社会的混乱を巻き起こしました。
【アシスタントディーラー】
ディーラーのアシスタント(補助)をする人です。売買における権限はディーラーにあり、アシスタントディーラーは通常ディーラーの指示によって取引を行います。ディーラーのサポート的役割であり、クラークと呼ばれる場合もあります。アシスタントディーラーとして経験を積んでからディーラーになるのが普通です。
【預かり円】
手数料や値引金などを対外送金しない、国内で保留し外国商社に利用されるものです。
【預かり証券】
受託貨物の預り証のことです。倉庫業者が貨物の寄託者の請求によって発行します。
【アスク】
「オファー」と同じ意味です。プライスを提示する側の売値(レート)のことです。プライスを提示された側はその値段で買うことになります。オファー・レートと呼ぶこともあります。英語では「Ask」となり、「頼む」「尋ねる」といった意味になります。
【アセット】
「Asset(資産)」、つまり、利益追求を目的として保有している金銭的価値のある財産を指します。具体的には金融機関に預けている資金(FXの場合は証拠金にあたる)などです。企業への貸付や保有債券などもアセットと呼びます。
個人あるいは企業などの資産の運用をサポートする専門家を「アセット・マネージャー」と呼びます。
【アセットアプローチ】
金融資産(アセット)の需給に為替相場の重要な決定要因があると考える理論です。特にFXのような短期の資本取引が主流となるにつれ、その市場の変化を反映して誕生した考え方です。金利や資産価格変動リスク、為替変動リスクを考慮しながら国内外資産の保有状態を変える場合、この保有比率によって為替レートが決定されるという考え方に基づいた理論です。
【アセットリロケーション】
収益性や収益の変動度合いが違うことを利用しながら、安定的に高い収益をあげるために行う資産の分散投資です。海外の資産にも資金を分散させるのを国際分散投資といいますが、これもアセットリロケーションの一つです。
【後払い方式】
取立て(Reimbursement)方式です。ノン・デポ取引となるのが普通です。
【アナリスト】
企業調査やマーケティング調査、また経済の動向や市場の傾向などを把握・分析し、それらをもとに投資やポートフォリオの設計などの投資管理を行う人です。大きくテクニカル要因を活用する「テクニカルアナリスト」とファンダメンタル要因を元に分析を行う「ファンダメンタルアナリスト」に分けられます。経済そのものを研究の対象とし、過去データや情報から経済分析を専門的に行うものはエコノミストと呼ばれます。
投資信託を運用する会社で資金を運用する人はファンドマネージャーと呼ばれ、会社に委託された資金をどのように運用していくかという基本方針を決め、それを基に合理的な資金運用を行っていきます。いずれにおいても経済や金融などについて熟知していなければならないほか、必要な情報をどれだけ迅速に入手することができるかといった情報収集力とネットワークなどが重要とされます。
【アノマリー】
為替レートの変動など、相場の動きについて合理的な説明ができない状態あるいはその現象を指します。一般的に為替レートは経済合理性に基づいて形成されると言われています。言うなれば物理的な理由や動機付けがあり、経済はそれらによって形成されるべきものとされていますが、たとえば「4月には株価が上昇しやすい」など、社会的背景あるいは人の行動心理的側面からも合理的な理由が見当たらない場合などを指しています。経済合理性が経済の全てではないという「経済の未知数」を表す言葉とも言えます。
【アービトラージ】
アービトラージ、あるいはアービトラージ取引、裁定取引などと呼ばれます。マーケット毎における価格差を利用して利益を生み出す方法です。
【アベレージ・コスト】
アベレージは「平均」を意味する言葉で、外国為替取引を繰り越した場合、その平均持ち値を指します。
【アベレージレート・オプション】
オプション期間中の為替レートの平均と行使価格の差額を受け渡しするオプションのことです。
【アマウント】
取引量、取引単位を意味します。FXでは、最低取引単位を1万通貨単位とするものがもっとも一般的です。中には1000通貨単位での取引が可能な会社もあるので、特に初心者の方などは、練習も兼ねてそうした小さめの取引から始めていくと良いでしょう。
【アヤ】
長期的相場の中での理由のない小さな変動のことです。上げ基調の場合、一時的に僅かに下がる場合をアヤ押しとしい、逆に下げ基調の時に一時的に高くなる場合をアヤ戻しといいます。
【安定化協定】
The Srability and Growth Pact.
安定と成長の協定という意です。安定化協定と略されるのが普通です。
■ い
【委託買付】
Indent.
供給国から直接購入の便がない場合、在外専業者に手数料を払って買い付けてもらうことをいいます。
【委託介入】
東京市場以外の市場で介入を行う場合、各国の中央銀行に介入を依頼します。これを委託介入といいます。
【委託加工貿易】
Processing deal.
国内業者が海外より無為替輸入で原料等の供給を受け、これを国内にて加工してから海外業者に引き渡すものをいいます。加工賃等の受領も契約に含まれます。
【委託販売貿易】
Consignment deal.
輸出の場合においては、国内メーカーあるいは貿易業者が海外の商社に商品の販売を委託することをいいます。
【委託販売輸入】
海外取引先の委託受けて貨物を輸入し、国内でそれを販売することをいいます。代金を委託者に支払って手数料を受領するというのが普通です。
【一部引受】
手形の引受人が手形金の一部を引受けることです。
【一覧払信用状】
Sight credit.
一覧払手形の振出を要求し、手形の呈示があれば発行銀行が直ちに決済する条件のものです。現金信用状とも呼ばれます。
【1本】
通常100万ドルを指す言葉です。インターバンク市場におけるディーラー間取引では、1本(100万ドル)を最小単位とするのが普通です。
【イフ・ダン】
注文方法の一つで、新規注文が成立した場合、そのポジションに対する決済注文を出します。
【イールド・カーブ】
金利曲線のことです。金利の期間構造を分析する際に利用されます。
【インカムゲイン】
利子・配当による収益を指します。投資資本の価格変動による利益はキャピタルゲインといいます。
【インターバンク市場】
銀行間取引のことです。金融機関や大手証券会社などがこの市場における取引参加者となります。外国為替市場と言えば、通常はこのインターバンク市場を指します。ここでの売買単価は約100万通貨(100万ドル)であり、一日に行われる取引の総額は、1兆5千億ドルから2億ドルにものぼると言われています。取引レートは24時間絶え間なく変動しており、ここでのレートはインターバンクレートと呼ばれます。なお、この輸出入業者や個人が、この市場で取引を行うことはできません。
【インパクトローン】
外国為替銀行が移住者に対して取り組む使途に制限のない外貨貸付のことです。
【インベストメントバンク】
投資銀行のことです。欧米の巨大証券会社を指すのが一般的です。
【インボイス】
インボイスとは売買契約の条件を履行した事実を証明するため、売主が買主にあてる出荷案内書(商業送り状)のことです。インボイスには通常、運送貨物の明細や数量、単価、合計金額、積出地、仕向地、船舶名、船積日、荷印などが記載されます。通関においては通関士がこれらの書類を管理・作成し、売主がインボイスに署名します。貨物の内容の明示、代金請求権の根拠を示す重要な書類となります。
■ う
【ウォールストリート】
ニューヨークマンハッタン島の南端部に位置するロウアーマンハッタンシティにあるビジネス街で、NY証券取引所がある場所です。大手証券会社や銀行が集中していたため、「世界の金融地区ウォール街」としてよく知られています。
ウォールストリートという名の由来は、1952年に入植したオランダ人が木材などを利用して築いた壁(ウォール)からきており、1699年に解体されたものの、材木取引のために投資家や商人が集まり、非公式に取引所を開設し盛んな取引が行われていました。これがニューヨーク証券取引所の始まりであると言われています。
【売相場と買相場】
為替銀行が顧客に外貨を売る相場を売相場といいます。これに対し、顧客から外貨を買う相場を買相場といいます。
■ え
【英国連邦(コモンウェルス)】
1931年に発足した、英国とその植民地であった国との連合体です。現在の加盟国は54カ国です。もともとの名は“イギリス連邦”を意味するブリティッシュ・コモンウェルス(the British Commonwealth)で、現在も稀にこの名称で呼ばれることがありますが、1949年以降はコモンウェルス・オブ・ネイションズ(Commonwealth of Nations)が正式名称となっています。
【円為替】
円建の外国為替のことです。
【円キャリートレード】
円資金を低金利で借入、より金利の高い資産に運用する投資手法です。
【円債】
円建て債券のことです。
【円シフト】
Yen Shift.
外金融から円金融に移行すること、輸入金融面で輸入ユーザンスが円金融に移行することをいいます。
【円高】
対象通貨に対して円の価値が上がることをいいます。円安の対義語となります。
【円建て】
輸出の場合に日本貨幣の「円」で売値が表示されること、輸入の場合に荷為替手形が円貨で表示されることです。
【円建て外債】
非居住者が円建て円払いで発行する債券のうち、国内市場で発行されるものを円建外債といいます。海外の資本市場で発行されるものはユーロ円債と呼びます。
【円安】
対象通貨に対して円の価値が下がることをいいます。円高の対義語となります。
■ お
【オージー】
オーストラリアドルの呼び名です。
【オー・シー・オー】
損失限定と利益確定を同時注文し、どちらか一方が成立した時点でもう一方の注文を自動的に取り消す指値注文です。
【オーダー】
注文のことです。
【オー・ティー・シー】
相対取引のことです。
【オーバーシュート】
相場の過剰な動きをあらわします。
【オーバーナイト取引】
その日のうちに決済せず、翌日まで持ち越すポジションをとることです。
【オファー】
プライスを提示する側の売値のことです。提示された側はそのプライスで買うことになります。プライスを提示する側の買値はビッドといいます。
【オフショア】
セーリングスポーツにおいては離岸流(陸地から離れた沖合いからの潮流)を指す言葉ですが、運用・調達ともに非居住者と行う取引をオフショアと表現します。外国との取引のみを行う市場はオフショア市場と呼ばれます。
【オプション取引】
ある一定の商品を一定の取引期間内に一定の価格で売買する権利に対する売買です。
【オフバランス取引】
Off balance transaction.
為替銀行が行う取引でバランスシート上にのらない取引のことをいいます。
【オペレーションリスク】
コンピューターの故障などによるリスクや、処理過程におけるミスなどによるリスクを指します。
【思惑(おもわく)】
色々な理由で「相場が上がるだろう」「相場が下がるだろう」と考えることをいいます。
【オルタナティブ投資】
投資信託、譲渡性預金、株式・債券への直接の投資以外の投資を指します。商品を対象としたファンド、デリバティブ関連商品、為替取引、ヘッジファンド、石油・ガス、貴金属、不動産などがこれにあたります。
【終値】
東京市場の場合は東京時間で夕方5時のレートを指し、ニューヨーク市場の場合はニューヨーク時間で夕方5時のレートを指します。FXの場合、ニューヨーク市場の終了時間を基準として区切られています。
【隠密介入】
財務省・日銀が介入を公表せずに行うことをいいます。覆面介入と同様の意味です。
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