通貨の関係を知ろう
前項では、通貨を本にたとえてその関係性を解説しました。
しかし、通貨と本には決定的な違いが一つあります。
それは、「本の場合は本そのものの価値のみが変動する」のに対し、通貨同士の場合は「シーソーのように互いの通貨価値が影響し合う」ということです。
つまり、米ドルの価値が上がった場合は日本円の価値が下がり、逆に日本円の価値が上がった場合は米ドルの価値が下がるということです。このように、相対的な関係にあるのが通貨の特徴です。
さて、前項の「プレミア本」のたとえではないですが、米ドルで一儲けしようと考えたらならば、当然米ドルの価値が安い時(=日本円の価値が上がっている時)にドルを買い、そして米ドルの価値が高くなった時(=日本円の価値が下がっている時)にそれを売却すれば良いという事になります。
つまり、円高ドル安の時に買い、円安ドル高の時に売る──ということです。これがFXにおける基本的な考え方となります。
この“相対的”な関係は日本円と米ドルだけに限らず、全ての通貨間において言えることです(日本円と米ドルはあくまで一例として挙げたものです)。
たとえば米ドルと英ポンド、英ポンドとオーストラリアドル、オーストラリアドルと中国元、中国元と南アフリカランドなど、全ての通貨間においてシーソーのような関係が成り立っています。
これがFXをより複雑なものにすると同時に、投資の面白みを増す一つの要素となっているわけです。
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